タコ部屋を知っていますか?



――逃亡しても戻って来る訳
戦前のタコ部屋には、2種類の人がいました。
地元の人と、そうでない人。

この2種類の人が逃亡を図るとします。

例えば労働場所が北海道だとすると、
地元の人は裏道を知っていたり、他の現場で逃亡を経験していると
そう簡単には捕まらず、逃亡に成功する場合がありました。

北海道以外から来た人は道が分からないので
川などに沿って歩くしかありません。

監視員は逃亡犯が北海道の人間でないと分かると、
逃亡犯は道を知らないので行きそうな道を先回りして
簡単に捕まえることが出来ます。

連れて帰り、見せしめにリンチすれば他の逃亡者の発生を阻止できます。

リンチする様子を見せられていても労働が過酷なあまり、
逃亡する人は後を絶たなかったようです。
抜け出す為に犯罪を犯し、刑務所に入る人もいました。

しかしそこまでしてタコ部屋から抜け出しても
再び働きたいと戻って来る人がいました。

戦前は食料が無く、働き口も無かったので
食事の内容はどうであれ、三食出てくるタコ部屋は
当時の人には魅力的だったからです。

戻ってくる人がいるということには驚きました・・・

それほど食事に苦労していたということですよね。
今の環境が当たり前だと思っていましたが、
昔の人からすれば信じられないほど恵まれているんだと改めて実感しました。

今だと逃亡に成功したら絶対に戻って来ないですもんね。
昔に比べると働き口も充実していますし
タコ部屋で働く方がマシだと思う人なんていないはずです。

ただ、昔は逃亡者を追う時に馬か自分の足しか追いかける術がありませんでしたが
今は車もありますし、GPS機能などを付けたら逃げようがないです。
逃亡に成功したら戻ってきませんが、
そもそも逃亡に成功することが昔よりも難しいかもしれません。





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